ブログ記事構成の作り方や文章の書き方を初心者に向けて解説します。代表的な型となるPREP法も紹介しています。

ブログを書こうと思っても、うまく書けません。
記事の作り方で型とかありますか?



ブログを始めると、悩みはつきませんよね。
闇雲に記事を書いても反応がなく、やる気を失っていました。
そこでやり方を教えてもらって、構成を考えるようになりました!
みなさんのお悩み、今回もお答えしますね。
- ブログ記事の構成案の作り方
- ブログ記事構成を作成する具体的な手順
- 記事構成の役割や書き方
- 文章の書き方や型について知りたい
この記事を読んでいただければ、ブログを書く作業に入る前の準備、手順がはっきりします。事前準備がはっきりすれば、もうあれこれ悩まずにブログを書く作業に集中できますよ。これから作業工程を俯瞰してお伝えしていきます。
ブログ記事の構成案とは?
まずブログ記事の構成案とは、ブログ記事の設計書です。
- 誰に向けて
- どんな悩みに応える記事を書くのか
- 内容は複数の見出しを組み立てて
- 文章を考える
絶対やるべき!ブログ記事の構成案を作る時に考える要素
ブログ記事を構成する要素は、ざっと以下の通りです。
- キーワード
- 想定読者
- 読者の検索ニーズ
- タイトル、導入文
- 見出し(H2, H3)、本文
- まとめ
なぜ構成案を考えなければいけないのか
構成案を作るべき理由は大きく3つあります。
- 読者に読まれやすい記事を作ることができる
- 網羅的な内容にできる
- SEOを意識した記事作成ができる
例えば、いきなり記事を書き始めたら、おそらくまとまりのない記事になります。
内容に抜け漏れが発生するでしょう。
検索上位を狙うための作戦もないので、読者にまず届きません。
せっかく読まれても支離滅裂な文章だったら、きっと評価はイマイチになるでしょう。
それくらい構成案は大事です。
構成案を作るコツ
読者をリアルにイメージして、ニーズ(悩み)を想像します。
そうすることで、内容の深堀りができていきます。
逆に読者を想定しなければ、表面的な内容に留まってしまいます。きっとオリジナリティを出しきれずに、あなたの記事ではなくてもいい内容になってしまうでしょう。
さらに、自分の体験を入れ込むことで、より納得感や独自性が増します。
苦労した体験や、それを乗り越えた時のマインドは生々しい具体例として、オリジナリティを加えることができます。
読者も悩んで検索しているわけで、結果として読み手に刺さる文章が作れます。
初心者がブログ構成を0から作る7STEP
ブログ構成の作り方、作業手順を紹介していきます。記事作成ではなく、構成の作り方です。似ていますが内容は異なり、かつ、多くの人が知りたい悩みだと思います
STEP0:構成案を作るために使用するツール
使用するツールは、「Googleスプレッドシート」です。
エクセルでも構いませんが、クラウドで端末に縛られない点がお勧めです。
これから、構成案を作る作業手順を紹介していきます。
具体的なSTEPに沿って、スプレッドシートに情報を整理していってくださいね。
STEP1:キーワードを選定、サイト全体も意識する
STEP1は、キーワード(以下、KW)選定です。
Googleなどの検索エンジンから、読者はブログ記事に流入します。
検索する際、読者は悩みを1〜3語のKWから検索して自身のお悩み解決を検索します。
つまり、KWが決まらないと、構成も何も考えられません。
これから10、20記事以上、ブログ記事を作成していきます。
それぞれの記事で、どういったKWを狙うのか?を最初に考えましょう。
当然、重複してはいけません。
ブログ記事単体だけではなく、サイト全体を考えるということです。
繰り返します、全てのスタートはKW選定です!
キーワードを決めたら、次のSTEPへと進んでください。
キーワード選定の方法について具体的に知りたい方は、下記の記事をどうぞ。
STEP2:想定読者(ペルソナ)を設定する
STEP2は、想定読者(以下、ペルソナ)を設定していきます。
例えば私のサイト、こちらの記事のペルソナは以下の想定です。
- 20-30代の銀行員
- 銀行の未来や自身の将来に不安
- 副業でブログ、ライターで0→1で稼ぐ
- ブログ記事の作り方がよくわからない
- 記事作成の効率を上げたい
- 作成手順=「型」を知りたい
こんな感じで、想定読者を具体的に設定していきます。
もし、イメージがうまくできないという方は、以下の切り口でイメージしてみてください。
- 過去の自分
- 悩んでいる友人や会社の同僚
STEP3:検索意図を深掘りする
ペルソナ設定をした次は、ペルソナの検索意図(=課題)を仮説立てします。
課題には2つの種類があります。
1つは顕在化した課題、もう一つは潜在的な課題です。
- ブログ記事がうまく作れない
- 書き方ではなく、作り方(構成)が知りたい
- ブログ記事の型を真似て、効率よく記事を作成したい
- KWの調べ方はどうすれば効率がいいですか?
- サイト設計のやり方が知りたい
- 記事のネタ切れの対策方法
顕在化した課題と潜在的な課題はどのようなものが考えられるでしょうか?
KWが「軽井沢 気温」とした場合、具体例はこんな感じ。
顕在化した課題



軽井沢は気温差がありそう。
夜はどれくらい寒い?
上着が必要?
潜在的な課題



軽井沢に旅行に行きます。
軽井沢周辺の美味しいランチ、お勧めスポットが知りたい。
軽井沢周辺は非常に渋滞してた!
渋滞を回避しようと思ったらレンタサイクルが便利なのかな?
ここでお伝えしたかったことは、Q&Aの一問一答ではなく、もっと検索意図を想像してほしいということです。イメージを膨らませるには、「なぜ?なぜ?」でもいいのですが、「それを聞いてどうするの?」を考えてみると効果的ですよ。
Q:「軽井沢 気温」
A(顕在化):朝は7℃、日中は23℃位、だいぶ気温差がありますよ
Q:それを聞いてどうするの?
A(潜在的):両親を連れて家族旅行を計画していて。服装をどうしようかなと・・・。
ところで、何かおすすめのご飯って何があるかな?
以前にも軽井沢に行った時、大渋滞で身動きが取れなくて・・・
なんか渋滞回避できる方法とか知らない?
STEP4:一目で伝わる見出しを作る(骨格)
次のSTEPは、記事構成の骨組みとなる見出しをつくります。
見出しの作り方は1コンテンツ1メッセージを意識すること。
本の目次のように、見ただけで内容の骨子がわかることを目指しましょう。
- 前提知識や事前準備
- 疑問に対する答え、結論(顕在化課題)
- 付随して浮かんでくる疑問に対する答え、結論(潜在的な課題)
- まとめ
STEP5:本文へと誘導するリード文(導入部分)を作る
STEP5は書き出し部分です。導入部分のことですね。
書き出しで大事なことは以下を明確にしておくこと
- ペルソナの課題や悩み
- 課題に対する答えや結論
- 次にその理由
- 読み進めるために背中を押す
- 権威性があれば添えましょう
特に⑤、例えば私の場合は現役の銀行員、法人営業を15年やってきたキャリアが強みです。そんな人が書く金融記事なら、フリーランスの方が書くよりも、権威性は発揮できると思います。
脱線しますが、ノーブランドで良質なバッグよりもヴィトンのバッグの方が権威性を感じますよね。それと同じです。日本人は特にブランドが好きですよね。
STEP6:タイトルを決める
タイトルを決める際に、タイトルに含めたい要素は下記の通りです。
- キーワードを含める
- 読者の気を引く
- 記事内容を要約する
特に読者の気を引くことが大事です。
短くて、パンチ力のあるワードをいくつか持っておきましょう。天国と地獄というのは、これを読まなければ損をする、損失回避の特性を利用するというものです。
文字数も限られて、短い一文ではありますが、ここには魂を込めましょう。
STEP7:メタディスクリプションを決める
最後に、メタディスクリプションの作成ポイント
ここでは、最初のKW選定作業で出てきた、周辺のKWを織り交ぜるのがポイント。
ちなみに、いくつか似たようなKWがあった場合、検索VOLが大きい方を優先的にタイトルに採用し、不採用となったKWはメタディスクリプションに入れてください。SEOでタイトル以外の部分から拾ってもらえることがあります。
あと、文字数は長々書く必要はありません。
皆さんも検索した際に表示される画面を見ればわかると思います。
冒頭のわずかな部分しか表示されません。
この表示される箇所に、シンプルに伝わる、知りたかったことがシャープに書かれていると、例え検索上位は4位とか7位とかでも、見にいきませんか?
長々説明することが目的ではなく、検索に拾ってもらうこと、一目で何を書いているのか?悩みに対する答えが書いていそうだと読者に感じてもらうことがポイントです。
いよいよ文章を作成する
これまでの構成案を作る作業で、実は粗々記事が出来ています。これからは各パート毎の本文を書いていきましょう。
- 導入部分
-
- タイトル
- メタディスクリプション
- リード文
- 本文
-
- H2見出し
- 本文
- H3見出し
- 本文
- まとめ
-
- 本文の振り返り、要約
- 疑問とそれに対する答えを伝える
- 最後に次の行動を促すコメントを添える(Call To Action:CTAを置く)
1:導入
導入部分は特にめちゃくちゃ大事です。
なぜなら、いくら渾身の1記事を書いたとしても、どれだけ有益な情報を盛り沢山にしても、
読まれなければ全く無意味だからです!
ここでは、特に強調しておきたいポイントをお伝えします。
基本的に読者は上から下へ読み進めていきますが、本のようにお金を払って手に入れた情報ではないため、雑誌以上に流し読みをしています。
したがって、書き出し部分はこの後に本文を読むか、離脱するか、大事な分岐点になるということ。
読者が記事を開いて初めて見るのが「導入部分」です。
2:本文
本文は記事のメイン部分です。読者の疑問に答えるだけではなく、プラスアルファの情報提供をして満足してもらうことを心がけましょう。
既に見出しは作りました。目次のように記事の構成や内容がひと目で分かるようにします。
加えて、本文についてです。
ここで文章を書くときによく使われている型、「PREP法」について紹介します。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(もう一回結論)
とても有名で、よく使われている型ですが、全てこの型にはめなくても大丈夫です。型に囚われすぎると、とてもぎこちない文章になってしまいます。結論、理由だけでも問題ありません。読者はとにかく結論が知りたい、次に理由が知りたい。
何度も言いますがH2見出しで括られたパート毎に、1つの言いたいこと(結論)を明確にします。
そうすれば、結論は必ず最初にくるはずです。そして、内容はブレないはずです。
3:まとめ
最後にまとめです。
- 簡単に本文の振り返りをする
- 疑問とそれに対する答えを伝える
- 最後に次の行動を促すコメントを添える(Call To Action:CTAを置く)
まとめ部分では、記事全体の振り返りや再確認を行いつつ、次の行動を後押しすることで締めます。
みたいな感じですね
構成案を作るちょっとしたコツ
ペルソナを無理に決めなくてもいい
ブログ構成案の作り方をお伝えしました。
ペルソナを設定して、想定課題にシャープに答えましょうとは言いました。
しかし、最初からペルソナをイメージできない場合もあるでしょう!
そんな時は、先に競合サイトの分析から着手すればいいと思います。
と言うのも、同じK Wを選定し、検索上位に来た競合サイトが、SEO的には正解なんです。
もちろんドメインパワーで検索上位に表示される場合もありますが、
スマホをベースに
今の時代、パソコンでブログはまず見ませんよね。
さらに、読者は基本的に流し読みしているんです。
検索した疑問の答えを探して、上から下にスクロールします
だから情報を詰め込みすぎても、一生懸命読者はあなたの記事を読みません。
むしろスマホ画面でも適度な文字量、余白、デザインなどをしっかり意識した方が読者ファーストです。
見やすさ
読み手にとって見やすさに配慮された記事は読者ファーストを意識できています。
では、どうすれば見やすくなるでしょうか?
いくつかテクニックをご紹介しますので、これらをうまく記事の中で使ってみてください。
- 文字装飾 例 太字、ハイライト、大きさ
- 箇条書き
- 画像・図解を多用する
- アイコン・吹き出しを使う
- 枠を使う
統一感のあるデザイン
統一感も見やすさに直結します。
コツは最初にルールを決めることです。
ルールとは具体的に何か?
- 装飾(例 強調は赤字 or ハイライト(オレンジ>グリーン>ブルー))
- リンクは文字ブルー+下線
- 配色3色 ネイビー、グレー、赤
- 見出しのデザイン H2はネイビ×白文字、H3は下線、
- 見出しはH3までしか使わない
- フォント、文字の大きさ
などなど
特に配色はしっかり決めたルールにしたがいましょう。
これは資料作成でも同じことが言えますが、ルールが決まっていないと、散らかってしまうので気をつけましょう。
まとめ
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事は、ブログ記事構成案の作り方をわかりやすく解説しました。
きっとこの記事を読んでくださっている方は、これまで記事作成に時間がかかっていたと思います。もしかしたら構成を考えること、その必要性を知らなかった人もいるでしょう。
今回紹介した手順に沿って作成すれば、ブログ初心者でも簡単に構成をつくることができます。手順をマスターして記事を量産してください。慣れてきた方はさらに収益化に挑戦するのもありですね。
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